「すみません、ちょっといいですか」

        急に、闻き惯れない声が闻こえた。船の下、水面の方からである。

        一同が见ると、大きな亀が一匹、水面に顔を出している。

        その亀が口をきいた。

        「私も魔星です。地理星といいます。この亀に凭いて暮らしていました」

        钢先が、船から身を乗り出して讯く。

        「自分から名乗るとは珍しいな。天寿星たちの仇讨ちをするっていうのか」

        しかし亀は、首を伸ばしてゆっくりと左右に振る。

        「彼らは自业自得です。私はただの亀、戦う力もありません。呼び止めたのは、お愿いしたいことがあるからです」

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